彫刻家 武荒信顕の作品紹介：創造の泉(時は流れて・・・)LABORATORY 8

決戦の朝、これから搬入です。トラックに積み込みました、現場まで 10kmもありません、近いので梱包材でグルグル巻きにしない事にしました。痛まない様にそろそろと走って参ります。いざ、出陣ぢゃ !

千葉大のキャンパス、今日から、学園祭の始まり始まりぃぃなのです。人の波で大賑わいです。みんな、ニコニコしていて、なんか、わたし、うれしいっ！

キャンパスは人の波ですが、それは置いといてお仕事です。写っているのは、私よりも私の作品に詳しい、頼りになるオヤジ、光栄金属社長の T さんです。「先生それは違うよーっ、こっちの方だよーっ ! 」って怒られたりします。スンマセン、ハイ　!
で、「流れる水」が三つ付きました。

青く見えるのは、キズが付かない様にする為の養生シート、作業が全て完了したらはがします。

部品の取り付け完了しました。養生シートをはがします。結構時間が掛かりました、 はがすだけで一時間位掛かってしまいました。オブジェだけではなく、後ろの壁一面全てが透明シートで覆われているのです。

イメージ通りに仕上がりました。思わず笑顔になってしまい、T さんとハイタッチです !


タイトル：創造の泉(時は流れて・・・)

「真理の探究」、その道は必ずしも平坦なものではありません。階段を、一段また一段と登る様な地道な努力の積み重ねの連続です。
発見、発明は単純な偶然によるものではありません。溢れる様な豊富な知識と経験、柔軟な心とそれをコントロール出来る理性、そして、心を持続させる情熱が必要です。
全ては、永遠の時の流れの中で進みます。自己を完全燃焼させる為に・・・

「理学部」と言いますと、一般的なイメージは、「学問」「博士」「研究」・・・と近寄りがたい感じの言葉が浮かぶと想像します。確かに、難しい事をやっているのは事実ですが、「かたい」と言うのは当たっていません。
本当のところは優秀であればある程、色々な意味で柔らかいのです。発想が柔軟でなければ、優れた研究など出来ません。「思考の柔軟さ」は、理系文系を問わず大切な要素と感じる次第です。