彫刻家 武荒信顕の作品紹介：あなたと・・・（わすれてしまったこと) INDEX

第23回UBEビエンナーレに入選、実作が決まりました。2009年の10月に展覧会が開催されます。制作は、5月の連休が終わったくらいから始める事になりそうです。それで、制作準備を始めたのです。大きな作品は準備が大変です、図面も沢山描きますし、工場での打ち合わせも綿密にしないといけません。工場に出掛けて打ち合わせです。
画面左側にちこっと見えるのがエスキース、3DのCGです。打ち合わせの話が分かり易い様に三面図にしてあります、工場でのお話は図面が基本なので、そういう事です。　それで、今、2009年1月6日の昼下がりです。

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昨年、2008年、8月26日の朝でした。家族での朝食が終わり、妻が洗いあげたお皿を拭いている横で、私は椅子にすわっていました。朝の、取りとめのない様な話をしている間に、頭の中に光がさして、「かたち」が現れました。作家でしたら、まあ、誰でもよく有る事だと思いますし、私にもよくある事なのですが・・・光の具合が何時もと違いました。この朝の光り具合は尋常ではなかったのです、超新星、ハイパーノバ、いや、ビッグバンでした！「出来た！！！！！！！！」と思わず立ち上がって、大きな声を出してしまいましたので、家内がびっくりして、拭いているお皿を落としそうになりましたとさっ！それで、そのアイデアを、UBEビエンナーレに出品した訳です。
画像は、大きさを確認しているところですっ！て言ってもわかんないですよねーっ？！打ち合わせに関わる人間には、これで大丈夫なのです。

工場の鉄板の上でいろいろと作戦を立てるのです。ここは、こうなって、そこはああなって、それからあそこはそうなって・・・と言う具合です。チョークで思いつくままに書いていくのです。材料の鋼板の厚さを検討したりして、重量やらなんやらが次第に決まって行くのです。ああだこうだとやっているとドンドン良いアイデアが出て来るのですね、不思議に！それで、搬入は2009年8月中に済ませないとなりませんので、5月の中頃から制作開始と言う事に決定したのでした。

作品本体をどの様にして基礎に取り付けるかの方法の一つです。コンペの場合は一般的に、仮り設置ですから簡単に取り外せる事も考えなければいけません。勿論、例外無く安全は全てに優先しますので、しっかりと考えないといけません。てなことを、工場のTさんと相談しました。