彫刻家 武荒信顕の作品紹介:第21回市川の文化人展 武荒信顕展 あなたと・・・ WORK 3

工場からの搬出作業です。毎度お世話になります、日立物流さん、1985年からのお付き合いです。私の作品のほとんどを運んで頂いています。だから、安心なんです。

例によって、グルグル巻きになりました。

更に、グルグルと巻いて、寝かせます。これで、一晩、物流センターでお休みして、翌日に会場の芳澤ガーデンギャラリーに搬入です。

一晩が明けて、本日は2020年2月7日、搬入日でございます。250kgくらいなので、それに、ここが重要なところでして、コストも抑えられますから手作業での設置作業です。

１時間くらいで、設置作業は終了。やったね！たくましい男たちの姿をご覧ください。

グルグル巻きの養生を除きます。積み込みの時とは、逆回しの作業です。

設置完了です。手際の良さには何時も驚かされます。プロとは、こういうものです。

私は、小品の搬入です。先ず、作品が入ったコンテナをギャラリーにぶっこみます。こちらが、作品が入ったコンテナで御座いますっ、てやっているところです。

開梱して・・・どうするかなーっと考えております。大体の作品配置は、前もって考えているのですが、現場では、悩んでしまうのです。何時ものことですけど。

取り敢えず並べて、じわじわと修正して行く作業を繰り返します。ガンガン並べます。並べてみないと、感じが分からないからです。空間とは、なんと複雑なのでしょうか！楽しい！とにかく楽しい！私は生きている！楽しい！

作品のヨゴレを奇麗にしています。私が手にしているのは、ルーター、歯医者さんが削るヤツです。画面の丁度ど真ん中に有る、灰色の円筒がモーター、フレキシブルシャフトで私の手にしている所と繋がっています。私の右足のすぐ前に有るのが、モーメンタリー型のフットスイッチ、踏んでいる間 ON になるタイプです。オルタネイト型ってのが有って、一度踏むと ON になって、もう一度踏むと OFF になります。武荒家では、キッチンの換気扇を、オルタネイト型のフットスイッチで ON OFF してます。それで話を戻して、ルーターで、磨いているんです。今は、足がフットスイッチに乗っかっていませんので、ルーターは回っていません。ビンが有りますが、これはベンジン、たいていのヨゴレはベンジンで奇麗になります。手首に巻いている黒いものは「手甲」、足首から靴にかけての白いものは「脚半」、どちらも袖口や裾が引っ掛からない様に着けています。袖口が作品に引っ掛かってしまうと大惨事ですから、予防措置です。

こっちから見ると、こうなって、反対側から見ると、こうなりまして・・・

時間が掛かるのです。作品配置の修正と、照明もじわじわと直して、１週間掛けまして会場完成です。

お手伝い頂きました皆様に、改めて御礼申し上げます。一人では出来ないのです。レーシングドライバーの様な感じでしょうか、メカニックや様々な、多くのスタッフの方々に支えられているからドライバーは走れるのです。同じ様に、多くのスタッフの皆さんのバックアップに支えられて、私は、展覧会を開く事が出来るのです。有難う御座います。