彫刻家 武荒信顕の作品紹介：神像（道ゆく人に幸福を・・・）WORK 5

搬出です、トラックが到着して積み込み準備作業の最中です。毎度おなじみの、Ｈ物流さんです。「先生ーっ、お久しぶりっ！」と来まして、「お互いに年取ったなーっ！」って返します。1985年からのお付き合いです、長いよねーっ。そんなに経ったのかしら？

いつもの様に、神業的な手際の良さで作業が進んで行きます。現在、サラシを巻いています。

それから、毛布でぐるぐる巻きにして、その上にプチプチを巻きます。もう大変です、このくらいしないといかんのです。

トラックの荷台に乗りました。これを、横にして固定します。荷台の上で、動くとマズイ事になりますので、しっかりと固定します。

最後に、シートをかけて、いざ出陣じゃ！！！２０１８年３月１４日、本日ここまでまた明日！

１コマにして、時空と空間をワープして、国立市の設置場所です。上のコマから一夜明けて、２０１８年３月１５日の９時０２分でございます。

アンカーボルトの確認作業です。真っ直ぐになってないと、ベースプレートが引っ掛かってしまいまして、上手くセット出来ません。上手く行きそうなので Ｇｏ！です。

トラックの荷台から慎重に下ろします。重機は使いませんでした、２１０ｋｇですから、３人で大丈夫です。重機を使わないので、コストの削減にもなります。作品を、ブルーの枕木みたいなやつの上にのせるのです。ブルーのヤツはスペーサーです、アンカーボルトの長さより少し高い寸法です。その上にベースプレートを乗っければ、アンカーボルトの頭をキズ付けません。

それにしても、上手く下ろしますね！滞りなく作業が進みます。プロの仕事です、安心ですね！だから何時でも、Ｈ物流さんにお願いするのです。繰り返しますけど、この作品、２１０ｋｇ有りますから！

グーッと起こして、ブルーの枕木みたいなやつの上にのせます。アンカーボルトとベースプレートのボルト穴の位置をピッタリと慎重に合わせます。

位置がピタリと合いましたので、今度は、ジャッキを使ってじわじわと下ろして行きます。慎重に、あくまでも慎重に下ろします。

ベースプレートが着地しました、現在、こんな状態です。

ナットを締めて、設置作業はほぼ終了です。

養生を外します、ミイラの発掘作業みたいです。子どもの頃、テレビ番組で「恐怖のミイラ」ってのが有りました。ミイラが生き返って、いろいろ恐ろしい事件を起こすのです。とても怖くて、面白かった、暗い道を歩く時に、ミイラが出ないかとおびえたのを思い出しました。

一時間少々で完了、車輪に腰かけて一休み致します。
作品タイトル： 神像 （道ゆく人に幸福を・・・）
後は、他の作家の設置作業を見て、お勉強です。

それでは、お着替えを致しまして、お勉強の時間に移ります。でも、その前に、どこかで一休みします、疲れたーっ。